徳島の木~ヤマモモ

昭和41年徳島県の木に指定される。

「山」に生えて「モモ」の様な果実をつけるのが、和名の由来と言われています。
関東南部以西の温暖な地に広く分布していて雌雄異株の為、両方がないと実は出来ません。
徳島県では、古来から大切な木として保護されていて、徳島県は全国ヤマモモ果実出荷量の7割を占めています。
青果としてそのまま食べる他、果実酒やジャムにも使われ鮮やかな色が特色です。
私は物の無い幼少の頃、この季節にはヤマモモの木がある友達の家に集まり、舌が真っ赤に染まるほどに、甘酸っぱく色着いた実を皆で賑やかに頬張った記憶があります。
近年は公園や街路樹でも見受ける機会が多く、たまに色着いた実を摘んで口にいれると、その頃の記憶が鮮明に蘇えってきます。
四国88カ所巡礼のお遍路の出発点となる一番札所は、鳴門市にある霊山寺で、ここから時計回りで四国を一周する順路と成っています。

山仲春男


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