ヤブニッケイ

クスノキ科クスノキ属の常緑高木。雌雄異株。
葉は楕円形で艶があるがそれほど厚くなく少し波打っています。葉を揉むと微かにいい香りがします。
ハイムの5号棟A・B・Cのエントランス脇に合計5株植えられていますが、全て雄株のようです。

(健康な葉⇒)

このうち何株かには毎年新芽が出ると同時に葉に何かぶつぶつが出来て、葉も縮れて見た目があまりよくありません。このブツブツは、「ニッケイハミャクイボフシ」と呼ばれる「虫こぶ」です。逐語訳すると、肉桂の葉脈に付いたイボのようなこぶ、ということです。

ニッケイトガリキジラミという虫が4月頃新芽に産卵し、その幼虫の影響で「虫こぶ」が出来ますが、それ以降は大きくはなりません。幼虫は翌年までそのこぶの中にいて、翌年成虫になり新しい葉が出るとすぐに産卵、それを繰り返します。何度も消毒をしていますが、一旦この虫に住み着かれると、なかなか消毒の効果が上がりません。


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