ユリノキ倒木始末記 神代植物公園

神代植物公園が約2か月休園ののち、先日再開園。
一昨年の台風で倒れた巨大なユリノキは、昨年は横倒しになったままの幹からたくさんの新しい目が吹き出していました。そして冬場にはあたかもハリネズミのようになっていましたが、今シーズンはさらにどう変化していくのか楽しみにしていました。ところが、今回のウイルス騒ぎで外出も自粛、植物園も休園になってしまいました。
そして、先日見て驚いたことに、ユリノキがあった場所が完全に更地となっていたのです。急いで係員を探し経緯を尋ねたところ、倒木からの次世代の成長を見守ろうという意見と、見苦しいだけなので即刻撤去せよという意見で植物園内が二分されたが、結局後者で決まってしまった由。自然林の中では倒木を糧に新しい世代が育っていくところを見られることがありますが、そのような大自然のドラマを植物園の中で観察できる絶好のチャンスをむざむざ放棄してしまったことは残念でなりません。更地の写真は撮らなかったので、今回は写真はありません。

(Henk)

参考 樹木図鑑 ユリノキ   ユリノキのその後
何? このハリネズミ

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