桃の節句を目前に

今日から弥生、3月。これからが春本番なのですが、ハイム南西隅のハナモモは、残念ながら、桃の節句を目前にしてついに力尽きたようです。
これまで毎年、鮮やかなピンクの大輪の花を咲かせて楽しませてくれていましたが、ここ3-4年は病気(樹脂病)のため樹勢が徐々に衰えて、昨年にも1本枯れ、最後に残っていた1本も花数が少なくはなってきていました。そして、今年は全く花芽が付いている気配がありません。
道路を挟んだ向こうの線路際にある桃の木(最下段の写真)には既に芽が大きく膨らんできているのに・・・。

参考 樹木図鑑 ハナモモ

桃の節句を目前に” に対して3件のコメントがあります。

  1. sophia より:

    樹脂病とは初めて聞く言葉だったので調べてみました。ヤニや樹液は虫たちにとってはごちそうでも、木にとっては病気であり、しだいに樹勢が弱まり枯れていく病となっていました。
    地球温暖化による気候の変動のストレスは、きっと樹木が一番に受けるのでしょう。
    そういえば、赤松もドンドン減り日本の象徴だったことが嘘のようです。マツタケは山で栽培してもたいしてとれず、超高級品に成り果てたのはいつからだったでしょう。

    今度はストレスに強い元気な木を植えて、また写真で紹介してください。

  2. Henk より:

    sofiaさん
    このハナモモが植えられている場所は、木にとっては非常に厳しい場所でもあるのです。というのも、高い建物の谷間にもなっており、日照には問題はないのですが、年間を通して強い「ビル風」が吹き抜けるところなのです。樹脂病にもかかりましたが、日ごろの風によるストレスも相当なものだったと思われます。
    周りにあるクスノキ・タブノキなど大きな太い木も今では15度ちかく傾いてしまっています。
    ということで、ここに新しく何を植えるか、大きな問題です。何か妙案はないものか・・・。
    なお、参考までにこのサイトの「ビル風」もご覧ください。
    Henk

  3. sofia より:

    「ビル風」を拝読しました。今まで植木で「風」を考えたことはありませんでした。東京に宿泊中台風予報が出てもまだまだ大丈夫とたかをくくり、ビルの間を歩いていた時急に身体が舞い上がるような風に恐怖を覚えたことがありました。怖いほどの強風はビルの間だけだったので、これが噂に聞くビル風かと思ったものでした。

    そんな台風のような風にいつも晒されているような場所なら、樹木には凄いストレスで成長も難しいのは当然ですね。
    平地での高山植物は栽培不可能ですから、何が生き残るのでしょう。またご教示宜しくお願い致します。

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