実生のケヤキ

実生のケヤキ。一体、実生って何?
これは「みしょう」と読み、種から育ったものを意味し、実生の何々といいます。自然界では、鳥などが実を食べて、糞と一緒に種がまかれたり、風などで種が飛ばされることで植物は広がっていきますが、このハイムにもたくさんの植えられた樹木に混じっていくつもの実生の樹木が見られます。例えば、ケヤキ・エノキ・ユキヤナギ・ナンテン・マンリョウ・ネズミモチなどなど。

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そのなかで一番大きく育ったものは、ケヤキなのです。ハイムが出来て30年近くなりますが、南西隅(自転車置き場の端)であまり人に知られず、いつの間にか直径30センチ近くの大木に育っています。この場所は、造園ということからするとどう見てもケヤキのような大木を意図的に植えるべきところではないのですが・・・。しかも、自転車置き場のコンクリートの仕切りギリギリになっています。

これら実生の樹木は時として厄介者になりかねません。人間の身勝手ではありますが、もはや雑草扱いです。ツツジの植え込みの中などに生えたケヤキとかエノキ。気が付けば、根元がしっかり太くなってしまっていて、もはや根こそぎ取り除くことが難しくなっているものが何カ所かにあります。

かと思えば、我家のベランダの鉢植えの中で勝手に芽を出したケヤキ。もう6年になりますが、今では盆栽にして楽しんでいます。芽を出す場所の違いで、これだけ差があるとは。

2012年 発芽直後    現在

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