ササの葉を食べる虫

植栽にとってササはある意味で雑草で、しかも一旦根付くと駆除が至難の厄介ものです。ハイムにも南西隅、西側外周路沿いとササが蔓延って困っている場所があります。その西側で、その蔓延ったササの葉が何かに食べられて葉のスジだけになっている箇所(写真下)があるのです、それもかなりの範囲で。
何の仕業か?いろいろ考えました。チョウの仲間でもササ・イネ科のススキ・カヤなどを食べるものがいます。最近、サトキマダラヒカゲというチョウがハイムでも頻繁にみられるようになったこともあり、もしやその幼虫が、とも考えました。そして、改めてササの生えている辺りを物色し、それらしいものを見つけました(写真上)。この時点で、残念ながらサトキマダラヒカゲの幼虫ではない事を確認。さらに調べたところ、その毛虫はタケノホソクロバという蛾の幼虫だと判明。
ササを食料にしてもらえるのは誠に有難いのですが、できれば筋も茎もすべて残さず食べてほしいものです。出来ればササが枯れるくらいに食べてくれるともっと有難いのですが、そううまくはいきませんね。
しかも、この毛虫の毛・抜け殻等でもかぶれの原因になるということで、我々人間にとっては害虫のようだが、雑草のササを食べるということでは益虫(「敵の敵は味方?」)ではないかと思いながら、非常に複雑な気持ちで殺虫剤散布せざるを得ませんでした。

参考 雑草・害虫図鑑 ササ
蝶図鑑 サトキマダラヒカゲ

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