ついに出た、シラカシの枯死

「ナラ枯れ」という樹木の伝染病により、ハイムで初めてシラカシが1本枯れてしまいました。

「ナラ枯れ」とは、森林病害虫であるカシノナガキクイムシが病原菌である「ナラ菌」を増殖させることで、木が水を吸い上げる機能を阻害してナラ類やシイ・カシ類などを枯死させる樹木の伝染病です。しかし、現時点ではその対処法は被害が出た木を伐採し、焼却するしか方法がないのが実情です。ということで、近辺では生田緑地などでもナラ菌に感染したクヌギ・コナラ・マテバシイなどの大木をたくさん根元から伐採し、拡散を防ぐという方法をとっている状況です。

ハイムについては、今年の初め3号棟西側のコナラと一部のシラカシの幹にカシノナガキクイムシの穿孔痕が見られたので、気休めに穴に殺虫剤を噴霧するのみで様子を見ておりました。しかし、カシノナガキクイムシの活動期に入り今年の初夏になり諸所のシラカシにも虫の齧ったフラス(木屑)が見られ、さらにその箇所から樹液が流れるようになっていました。その後は新たな穿孔はありませんが、4号棟北側のシラカシの1本がその影響で最終的に枯死し、ハイムのナラ枯れ第1号となってしまいました。その他のコナラ・アラカシ・シラカシ・マテバシイ・シイノキなどの木にも早晩影響が出ることも危惧され、頭の痛い問題です。

参考 樹木図鑑  シラカシ  「コナラ、ついに被害が・・・」


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