植栽過密による問題点

ハイムも完成後30年以上経過し、完成当時は小さくひ弱な感じがした植栽もそれぞれが大きく育ち、一部では成長が良すぎて(?)過密状態になっているところさえ見られるようになっています。先日、当委員会で業務委託業者の担当と共に全植栽の状況を点検しました。その結果、特に次の3点に問題があることが分かりました。
その対策については別途検討する予定ですが、現状をお知らせします。

1)カツラ
ハイムにたくさんあるカツラのうち、5号棟南のカツラは数本の健全な株を除いて、殆どの株の樹勢が衰え、木の半分が既に枯死あるいは枯死寸前となっています。原因としては、いずれも隣接する他の木との間隔が狭すぎ生存競争に負けて枝葉を十分に伸ばす余裕がなくなっていること、あるいは隣接するケヤキなどの大木の下となり日光をさえぎられ、十分な光合成が出来なくなっていることなどが考えられます。

2)シラカシ
4号棟前の駐輪場を仕切る形で植えられているシラカシ群ですが、殆どがすす病のため葉裏が黒変し、さらにうどん粉病で白く粉が吹いたようになっています。原因としては、超過密となっているため風通しが悪いためにこれらの病害が発生したことが考えられます。植えられている間隔も僅か30㎝程度(約5.5mのところに19本植えられている)と極めて狭く、しかも太いもの細いものが交互になっています。細いものは後から植えられたものか、それとも、植えられている間隔が狭いため成長に大きな差が出たものか。

3)アセビ
4号棟前の駐車場に隣接したアセビはこれまでにも多数が枯死して既に撤去されていますが、これまで健全だったものにも最近枯れが目立ち始めました。その場所はもともと日照は少ない場所ではありますが、手前に見える大きく育ったシラカシの真下であることから、何らかの形でシラカシの影響を受けているものと思われます。


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