落葉樹は、今。(1)シモクレン

落葉樹は今は、すっかり葉を落としています(昨日のサンショウなどのように、特別と思われる例外もありますが)。
この時期は樹形や枝の伸ばし方など、それぞれの木の特徴を観察するのには最適です。枝先には新しい芽が芽鱗(がりん)と呼ばれるうろこ状の硬いものでしっかり保護されて春を待っています。春になると先に葉が出るもの、先に花が咲くものいろいろです。これから、何回かに分けて、落葉樹の現在の姿をご紹介します。

まず最初は、シモクレンです。
一つの枝から二つの細い枝が120度前後の角度に分岐して伸びています。これを繰り返して成長していくと、ちょうどその先に六角形のようなものができることになります。実際は少しずつ捻じれたりずれたりするのできれいな六角形にはなりませんが、見上げると化学構造式のベンゼン環(いわゆる亀の甲)がいくつもくっついたようにも見えます。その先端には、花芽が付いていて、3月中下旬に開花します。

参考 樹木図鑑 シモクレン


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