コナラ、ついに被害が・・・

ハイム3号棟の西側にコナラの群落がありますが、ついにそのコナラにも「ナラ枯れ」の被害が出始めました。
この「ナラ枯れ」というのはカシノナガキクイムシという小さな昆虫がコナラなどの樹木の樹皮を食い破り侵入し幹の中で繁殖し、その時木の内部の組織を喰い荒らすため、樹木が十分な水分・栄養を摂れなくなり、あっという間に立ち枯れてしまうものです。全国的にコナラ・クヌギ・シラカシ・マテバシイなどブナ科の樹木に被害が拡大しております。ハイムには、コナラ以外にもマテバシイ・シイノキ・シラカシなどもあり、今後被害が拡大することが懸念されます。しかし、現段階では効果的な駆除方法がまだ確立しておらず、被害にあった樹木は最悪の場合は伐採するしか方法はないようです。この近辺では、生田緑地でもクヌギ・コナラ・マテバシイの直径30センチ以上もある大木がこの被害にあって、この1-2年の間に何本も伐採を余儀なくされております。今日(2月8日)、穿入孔に殺虫剤を噴霧はしてみましたが、とても虫のいる奥までは届きそうにありません、単なる気休めでした。

ハイムのコナラもそのうちの何本かは最終的に伐採もやむを得ないかもしれませんが、現在は以下のような状況です。木の幹に爪楊枝の直径くらいの小さい穴(成虫の穿入孔)が空いており、その周りには木屑が見られます。

コナラの状況(数本に被害。いくつも穿入孔が見られます。)

シラカシの状況(現時点、被害にあっているシラカシはこの一本だけ)

 

参考 樹木図鑑 コナラ  シラカシ  マテバシイ  シイノキ

なお、ナラ枯れに関して、詳しくは次の関連サイトもご覧ください。
ナラ枯れにてついて」


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