ハナノキ(花の木)はカエデ科カエデ属の落葉高木でカエデの仲間である。ハナカエデとも言う。

愛知県を中心とした中部地方(長野県南部・岐阜県南部・愛知県北東部の3県県境のおもに木曽川流域)にのみ自生する落葉樹で、昭和41年、愛知県が県民投票により県の木に選定した。

北設楽郡豊根村の茶臼山山麓にある「川宇連ハナノキ自生地」は、国の天然記念物に指定されている。日本の固有種で、樹高は30mに達する。花期は4月で、葉が展開する前に赤い花を咲かせる。これが名前の由来となっている。

名古屋在住時にこの県木の話を聞いたことがなくよく知らないので、「木」の代わりに「気(気質)」の話をすることにします。

名古屋の思い出
社会人となって初めて勤務したのは大阪だった。そして二度目の勤務地となったのが名古屋だった。転勤が決まった時に、諸先輩から言われたことは、「名古屋というところは、二大都市・東京と大阪に挟まれて非常に商売の厳しいところだ」、それと、「地元意識がとても強く、東京・大阪からくる人間を容易に受け入れない」ということだった。

昔から大いなる田舎と言われていたが、確かに、ある人から「全国規模の会社の若手社員が東京・大阪から数年置きに送られてくるが、大体、腰掛的に滞在しているだけでいずれは元に戻るという意識が強いのでとことん付き合う気がしない」と言われたことがある。なるほど、そう言われてみるとわかるような気がする。

結局、6年間勤務をしたが、実際はそうではなかった。一部の会社は除いて東京・大阪と比べると中小企業が多く会社の規模を嵩に着て商売をするような人には反発するということだったように思う。誠意を尽くせばそれなりの対応はあることがわかり、諸先輩から聞いたことは全て杞憂に終わった。私自身は、むしろ大阪時代より商売の機微に触れる経験が出来たと感謝している。

地図を改めて見ると日本の中心にあること、信長も秀吉も家康もこの地方から出ていることを思うと、歴史の流れがちょっと違っていれば今頃、東京に代わって首都になっていてもおかしくない。

今年も、名古屋勤務時代の取引先の方々から暖かいメッセージの年賀状が届いた。たった5、6年のお付き合いだった人たちだがもう40年も続けて交信は続いている。人との繋がり、縁というものは本当に不思議でありがたい。人生、多くの人と出会うがそのつき合い方で良くも悪くもなる。誰に対してもいつも誠意をもっておつき合いしていきたいと思う。

さて、今年はどんな人と出会うことができるのであろうか。楽しみである。

(八咫烏)

4+