イチョウ(公孫樹) イチョウ科 イチョウ属

今は亡きフランク永井が「泣かへんお人が偲び泣き 濡れてやさしいみどりの雨よ いちょうネグラの堂島すずめ 恋を意気地の文楽人形・・・」と「大阪ロマン」で歌っています。

少年時代、秋になると御堂筋に出かけて側道に植えられた街路樹のイチョウの木の銀杏落としをしました。雨傘を一杯に広げて上から落ちてくる銀杏を拾うのですが、当時から大阪の風物詩となっていました。イチョウの銀杏落としで一時でも御堂筋を交通遮断するなんて今じゃ考えられないですね。のんびりしていたのでしょうか?

数年前まで参加していた黒川の体験農園では、野菜の出来を左右する連作被害予防対策で毎年冬に堆肥を作っていました。寒風の中、近くの公園で落ち葉を集めてくるのですが、イチョウだけは注意して拾わないようにしていました。イチョウは油分が多く独特な成分があり堆肥には全く不向きなのです。

イチョウは大阪府の木です。珍しい裸子植物で雌雄異種株。「生きた化石」と称され中生代から存在し氷河期を生き残りました。草色恐竜も食べていたのかな?おそらく美味しくなかったことでしょう。20~30mにもなる落葉高木で長寿の為、各地に巨木が存在しています。

秋には黄色に黄葉して人々の眼を楽しませます。また、銀杏は左党にはかかせませんね。

北摂の母校(高校)の体育館の裏手には大木のイチョウの木が数あって秋になると落ち葉で周辺は黄色い絨毯と化し、雨の日には滑って危ないし、また落ちた銀杏の独特の匂いが立ちこめました。

そばにプールがあり、水泳部に所属していた私は仲間たちと、今思えば書生論の数々を戦わせたのも懐かしい思い出です。「堂島すずめ」は思います。青春のほろ苦き思い出の匂いは銀杏の匂いに似ているのかなと?

残念ながら現在のところハイムには植えられておりません。

(アクヘイ N)

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